外壁メンテナンスの種類について

外壁のメンテナンスを考えている人もいると思います。

外壁は住宅の内部を外気から守り、快適な室内環境を整えるために重要な役割があります。

ただ、外壁は年数が経ってくるとひび割れが生じたり、塗装が剥げたりしてくるので、そのような状態がひどくなってくる前に外壁のメンテナンスをしてあげることが大事になってきます。

外壁のメンテナンスをする際に、外壁の種類について知っておくことも大事になってきます。外壁にも種類がたくさんあり、その種類によって特徴に違いが出てくるからです。今回は外壁の種類について紹介していきます。

 

■窯業系サイディングのメンテナンス

外壁の種類にはいろいろなものがあります。まずは、窯業系サイディングです。国内の新築住宅に使われる外壁の70%以上のシェアを誇っており、多くの人に人気のある外壁となっています。窯業系サイディングはセメントに繊維質や無機物を混ぜたものを板状に成形した素材です。

デザインも明るいですし、カラーバリエーションも豊富でコスト面や機能面が優れています。

タイル調や石積調、木目調、コンクリート調、レンガ調などいろんな種類があるので、自分の好きな種類を選んで家に風格を出すことができます。

窯業系サイディングの外壁は人気がある外壁ですが、劣化も起きやすいです。コーキングが劣化したり、サイディングボードの反り、チョーキング、ひび割れや剥がれが起きたりもします。クラックなどの亀裂が起きている場合は、コーキングを補修します。クラックをきれいにカットして粉ほこりなどをすべてをきれいにして塗装による補修をしていきます。

クラックの補修は部分的に色が目立ってしまうので、ひどく劣化しているならば全塗装を行う必要があります。

塗膜の劣化が起きている場合は、全塗装できれいに塗布していきます。塗装の種類としては、シリコン以上の塗料画おすすめできます。フッ素系などの機能性塗料でメンテナンスを行うと、メンテナンスフリーになるので、さらにメンテナンスの強度がよくなります。

コーキングの劣化が起きている場合は、ジョイント部分の劣化が特に起きやすいです。既存のコーキングをカッターやペンチで全て取り除いていき、新規にコーティングを行っていきます。ボンドブレーカーの有無を確認しておくことも大事になります。ボンドブレーカが取れてしまうことがあるからです。

 

■金属系サイディングのメンテナンス

他には金属系サイディングがあります。ガルバリウムやアルミニウム、ステンレスの鋼版が使用されているサイディングです。金属系サイディングは長期間の耐久性があるので、長期間メンテナンスをする必要がないことも大きい点です。

水分を吸収しない鋼版製のため、耐凍害制にも優れているので寒冷地で使われることが多いサイディングです。金属系サイディングにもレンガ調や石積調など増えてきているので、デザインの種類も豊富になっています。金属系サイディングのメンテナンスはチョーキングやサビ、浮き、剥がれなどがあります。錆が残ってしまうと再度錆が発生してしまうことになるので、ブラシでしっかり擦っていきます。きれいに錆を取り除いていきます。

部分的なサビであれば部分補修で解決しますが、錆の部分が多い場合は全塗装をする必要があります。

また、ジョイント部分周りのコーキング補修も行う必要があります。金属系サイディングはジョイント部分に役物を使って納めており、コーキングを併用して防水性を高めています。コーキングが切れてしまうと防水性が無くなってしまい、メンテナンスを行っていく必要があります。これらをメンテナンスする必要があります。

 

■ウッドサイティングのメンテナンス

ウッドサイティングは断熱性に優れており、日本では使用している外壁のスタイルとしても多いです。ただ、水分に弱いので湿ってくると腐りやすくなりメンテナンスを適度に行う必要があります。チョーキングや色あせ、腐食などが発生してくるので、それらに合わせてメンテナンスをしていく必要があります。

ウッドサイティングの場合は高圧洗浄などで汚れを落とすことができません。水に弱いためです。汚れはきれいに手で落としていく必要があります。また、研磨の作業も手で落としていきますが、時間がかかります。

塗装が剥げてくると塗装をし直していく必要がありますが、何度も塗装を繰り返していくと塗膜が厚くなってくるので、劣化状況などを見極めることも大事になります。

ウッドサイティングの場合は他のサイティングと違って手間がかかるメンテナンスが多いです。

 

■まとめ

外壁のメンテナンスはサイティングなどの種類によってメンテナンスの方法も少し変わってきます。劣化してくる部分などの違いもあるため、状況に合わせてメンテナンスをそて行くことが大事になります。メンテナンスを適度にしていくことで、建物の寿命を延ばすことができるので参考にしてください。